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シャイニーストッキング
第12章 絡まるストッキング6      和哉と美冴2
 55 大人の機転

 美冴さんは暫く黙り込み、何かを考えている様であった。
 
 そして…
「あ…、ごめん…」
 そう謝ってきたのだ。


「いや、なんで美冴さんが謝るんですか、関係ないですよ、みんな僕が悪いんですから…」

 そうなのである、これは美冴さんには全く関係のない事なのだ、僕の一方的な美冴さんへの憧憬、そして憐憫の想いのせいなのであるから…

「で、でも…さ」
 どうやら美冴さんに僕は余計な事を話してしまったようである。

「勝手に僕が東京まで美冴さんを追い続けてきたせいなんですから…
 それに、そんなつもりで言った訳じゃなくて…
 だから、美冴さんは謝らないでくださいよ…」
 僕は必死にそう言う。
 だが、正にその通りであり、美冴さんには何の責任もないのであるから。

「仕方がないんですよ…
 いつまでも美冴さんを引きずっていた僕が悪いんだし…
 彼女達、皆に美冴さんの影を求めていたから…」
 僕はそう呟いた。
 だって、これは本当の事なのだから。

 ああ、美冴さんにこんな話ししなければよかった…

 こんな話題は堂々巡りをしてしまってキリがない…
 僕は少し後悔していた。
 
 これじゃあ、僕が一方的に美冴さんを追い続けていた事に対して、責任転嫁を押し付けてしまっているみたいじゃないか…
 僕が謝らなくては…
 

「あ、でも、今の彼女さんは?…」
 すると突然、美冴さんは真実の事を訊いてきたのである。

 さすが美冴さんである、咄嗟に機転を効かせ、話題を少し変えてくれた様なのだ。

 こんな堂々巡りの話しをいつまでも繰り返しても仕方がないのである…

 せっかく奇跡の再会を果たせたのだ、もっと明るく、前向きな話題をしなくちゃ意味がない…

 本当にまだまだ僕はガキなんだな…
 と、自責の想いが湧いてきてしまう。

 だが美冴さんは、この場を繕う為の機転の意味の問いだけではなく、本当に彼女について興味がある様であり、キラキラと目を輝かせて訊いてきたのである。

「ああ、真実ですか…」
 そんな美冴さんの想いに釣られ、つい、彼女の名前を呟いてしまった。

「なんか、真実、彼女だけはなんとなく…………」




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