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見えない男の淫乱物語
第1章 透明人間

その前に卒倒してしまった聖子を介抱せねば…
衣服だけがユラユラしていると
聖子が目を覚ましたとしても
恐怖で再び失神してしまうかもしれない。
幸太郎は思い切って全裸になった。
もしかしたらガスの掛かっていない部分が
透明化していないのではないかと危惧したが
全裸の幸太郎はすべて透明化していた。
「聖子君、聖子君。目を覚ましたまえ」
手で軽く頬を叩いてみた。
手が見えないものだから
聖子の頬は強い風に打たれたように
まるで痙攣を起こしたように
プルプル震えるだけだった。
『こりゃ面白い』
悪ふざけで聖子の胸を揉んだ。
まるで低周波治療器を当てられているかのように
見た目は胸が勝手にムニュムニュと揺れ動く。
『やばっ…勃起してきた』
股間を手で覆い隠そうとして、
見えない体になっていたんだと自嘲してしまう。

