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トパーズ
第21章 新しいステージ
「バイクだなんて、危なくてとんでもない!」と周りからとても怒られてしまったけど、
意外にもお父様は応援してくださった。


春には、横浜や三浦半島、そして鎌倉の祖父母の家あたりまで、
ゆっくり安全運転で行けるようになった。
勿論、必ず岳人さんが一緒に走ってくれた。


鎌倉から帰る時に、
海岸線の駐車場でバイクを止めて少し海を観た。


「いつか、北海道にもバイクで行きたいな」と言うと、
「ラベンダー畑を見に行こうね?」と、岳人さんは優しく笑う。

「バイクのこと、よく覚えてたのね?」と言うと、

「いつも麻衣子さんのこと、見てたから。
話すことも、ひと言も聞き逃したくなくてさ」

「だからいつも、怖い顔してたの?」

「怖いって…」と笑う。

「インドに行きたいって言ってたのは、
まだ、叶えてあげられてないな」

「私ね、
インドに行くより、
岳人さんと一緒に居れれば、
それで良いの」と言って、首に腕を回してキスをした。


「なんでインドって言ってたのかも、
忘れちゃった」


「僕も…
麻衣子さんが居てくれたら、
他には何も要らない」

「えっ?
子供達は?」

「勿論、子供達は可愛いし大切だけど、
僕、麻衣子さんが一番大切なんだ」

「私は…
ごめんなさい。
岳人さんと子供達は、
同じくらい大切。
比べられない。
それくらい、大切だから…
ずっと一緒に居てね?」


「トパーズの指輪…
僕からはまだ、渡してないんだよね?」

そういうと、岳人さんは小さい箱を胸のポケットから出して、
箱を開けた。


「これ、センスが良いのか良く判らないんだけど…
家族の誕生石でデザインして貰ったんだ」と言って、
私はの左手の結婚指輪に重ねて嵌めてくれる。

少し大きいブルートパーズとサファイアを小粒のダイヤが囲みつつ、
その横にある紅い4粒のルビーが小さい花のように添えられたデザインだった。


「家族の指輪ね?
嬉しい!!
岳人さん、ありがとう」と言って抱き締めてキスをした。
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