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トパーズ
第2章 新たな恋

「ミラノ…、あ、ミラノって呼んでも良いよね?
ミラノ、知ってた?
斎藤さん、一人暮らししてるって?」
「えっ?」
「そうか。じゃあ、周りには言ってないんだな。
じゃあ、聞かなかったことにして」
「どういうことですか?
お父さんはかなり前に亡くなったとは聞いてるけど、
フランスの化粧品会社でバリバリ、キャリアウーマンしてるお母さんが居たはずですよ。
まあ、あんまり家には居なかったみたいだけど」
「そのお母さん、結婚でフランスに行ったらしいよ?」
「そうだったのか。
だからこの前、うちに来た時も、
嬉しそうにすき焼き、食べてたのか」
「親友のミラノにも言ってないから、
多分誰にも話してないんだろう。
俺もさっき、送った時に、
救急車呼ぶほどなのかと心配して家族は?って訊いて知ったくらいだから。
心配だから、泊まろうかな?」
「えっ?先生、ダメだよ。
麻衣子のこと、襲うでしょ?」
「具合悪い女の子なんて、襲わないよ?
そんな鬼畜じゃないし。
まあ、生理中は計算上、妊娠しにくいけどね」とウィンクする。
「先生、泊まるなら、俺も泊まりますっ!
明日、土曜で学校休みだし」
「じゃあ、決まりな」と言って、手を差し出すから、
握手をした。
その時、黒田先生は、わざと指でミラノの手の平の内側をこちょこちょとくすぐる。
「ちょっちょっ…なんだよ?」
「ミラノって、ひょっとしてゲイなの?」
「へっ?な、なんで?」
「留学中にそういう友達、沢山居たから、
なんとなくね」とウィンクする。
「日本は少数派だけど、
別に恥ずかしいことでもないよ?
そうだ。
家に電話しておきなさい。
親御さん、心配するだろう。
なんなら、俺も説明してやるよ?」と、
携帯を渡されて、ミラノは電話をした。
その後、黒田先生は、
「買い物してくる」と言って、
車で外に出て、
ミラノと自分の分の着替えと食材を買ってきて戻ってきた。
着替えといっても、ユニクロあたりのTシャツとハーフパンツとトランクスだったらしい。
私が眠っている間、2人がそんな話をしていることも知らずに、
なんとか朝まで眠った。
ミラノ、知ってた?
斎藤さん、一人暮らししてるって?」
「えっ?」
「そうか。じゃあ、周りには言ってないんだな。
じゃあ、聞かなかったことにして」
「どういうことですか?
お父さんはかなり前に亡くなったとは聞いてるけど、
フランスの化粧品会社でバリバリ、キャリアウーマンしてるお母さんが居たはずですよ。
まあ、あんまり家には居なかったみたいだけど」
「そのお母さん、結婚でフランスに行ったらしいよ?」
「そうだったのか。
だからこの前、うちに来た時も、
嬉しそうにすき焼き、食べてたのか」
「親友のミラノにも言ってないから、
多分誰にも話してないんだろう。
俺もさっき、送った時に、
救急車呼ぶほどなのかと心配して家族は?って訊いて知ったくらいだから。
心配だから、泊まろうかな?」
「えっ?先生、ダメだよ。
麻衣子のこと、襲うでしょ?」
「具合悪い女の子なんて、襲わないよ?
そんな鬼畜じゃないし。
まあ、生理中は計算上、妊娠しにくいけどね」とウィンクする。
「先生、泊まるなら、俺も泊まりますっ!
明日、土曜で学校休みだし」
「じゃあ、決まりな」と言って、手を差し出すから、
握手をした。
その時、黒田先生は、わざと指でミラノの手の平の内側をこちょこちょとくすぐる。
「ちょっちょっ…なんだよ?」
「ミラノって、ひょっとしてゲイなの?」
「へっ?な、なんで?」
「留学中にそういう友達、沢山居たから、
なんとなくね」とウィンクする。
「日本は少数派だけど、
別に恥ずかしいことでもないよ?
そうだ。
家に電話しておきなさい。
親御さん、心配するだろう。
なんなら、俺も説明してやるよ?」と、
携帯を渡されて、ミラノは電話をした。
その後、黒田先生は、
「買い物してくる」と言って、
車で外に出て、
ミラノと自分の分の着替えと食材を買ってきて戻ってきた。
着替えといっても、ユニクロあたりのTシャツとハーフパンツとトランクスだったらしい。
私が眠っている間、2人がそんな話をしていることも知らずに、
なんとか朝まで眠った。

