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玉蘭花の香り
第12章 里帰り
翌日は、パソコンを持ち込んでいたロンは、
病室で仕事をしながら、
私にたくさんハグやキスをしてくれて、
赤ちゃんのこともあれこれやってくれたりしていた。

オムツ交換、
ミルクを作って飲ませる、
そして、沐浴もロンがやってくれた。


この日は、知り合いの出版社の方がお見舞いに来てくださり、
病院に許可を得て、
沐浴などの様子をカメラに収めていた。

一族も大集合で、病室での賑やかな様子もカメラで撮ってくださり、
「写真のデータ、パソコンに送りますね」と言ってくれた。


そして、更に、
「こちらの写真と今日の様子、
雑誌の記事に使わせて頂いても良いですか?」と訊かれて、
ロンの顔を見てしまった。


「メイが良いなら」とロンが言うので、
「記事の原稿を読ませていただいてからのお返事でも良いですか?」と伝えた。


赤ちゃんをまたみんなに見て貰っている間に、
シャワーも浴びてみた。
まだまだ、時折お腹に激痛が走ったりもしたけど、
ロンがとても協力的で、
家族もあれこれ気遣ってくれるので、
緩やかに回復している感じはしていた。


ロンの夕食にと、
母が鰻のお重を手配してくれた。
私の為に、小さいお重もあったので、
有り難くいただいた。

みんなで、その後、そのお店に行って夕食を取ると行っていたので、
ロンがエントランスまで見送ってくれた。

そして、ロンはこの日も泊まってくれた。
ベッドを横に動かして、
手を繋いで眠ることが出来た。


翌日の午前中に、
ロンのお父様とお祖父様は病院に立ち寄ってくださり、
そのまま、台湾に戻った。

「また、すぐに会いに来るよ」と言って、
私をハグして、
赤ちゃんを抱っこしてくれた。


「早く名前を決めないとね。
決めたらすぐに連絡して!」と言いながら、
名残惜しそうにしていた。


ロンは2人を空港に送りがてら、
一度家に寄ってから、また戻ると言って、
一緒に病室を出た。


母が来るまでの間、
初めて赤ちゃんと2人だけの時間になった。


確かに、赤ちゃんっていつまでも呼ぶのも…と思って、
名前をロンと相談しなければ…と思った。

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