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玉蘭花の香り
第12章 里帰り

明け方にも授乳室に行ってみた。
おっぱいをあげるというより、
抱っこの練習している感じだったけど、
小さくて温かい赤ちゃんを抱っこするだけで、
幸せを感じた。
ロンはソファで身体を縮めながらすっかり眠っていた。
朝、ロンが目を覚まして、
「あれ?すっかり眠ってしまってた。
メイ、おはよう」と、キスをしてくれる。
朝食が届けられると、
また、ロンが食べさせてくれる。
母達が来たら、一度家に戻って仕事を片付けてくると言って、
でも離れたくないなと顔中にキスをする。
母がフルーツバスケットを持って来てくれると、
「じゃあ、また夕方にね!」とキスをして、
「お母さん、宜しくお願いします」と頭を下げて、
ロンは部屋から出て行こうとした時だった。
看護婦さんが赤ちゃんを抱っこして、
「ドクターからOK出ましたよ」と、連れて来てくれた。
ロンは、
「やっぱりここに居たいな」と言うので、
「これからはずっと、昼間はお部屋で一緒に過ごせるそうですよ?
夜も、私の体力に問題無ければ同室でも大丈夫と言われたし…。
ひとまず家でシャワーをして、
お仕事の段取りだけでも…」と背中を押すように送り返した。
授乳をすると、赤ちゃんはすぐにスヤスヤ眠ってしまった。
「後でお祖母様達も来るって仰ってたわ。
きっと喜ぶわね」と、
メロンを剥きながらのんびり母は言う。
「お父様も、あちらのお父様達も来たいって言ってたけど、
美香ちゃん、疲れておっぱいが出なくなると困るからって言っちゃった」とクスクス笑う。
「お祖母様達もね、
女は役に立つけど、
男達はねって笑ってらしたわ」と悪戯っぽく笑うので、
私もつられて笑ってしまった。
ロンからも電話が来るし、
伯父様や叔父様にご連絡の電話を入れたりしながら、
のんびり過ごした。
午後にはお祖母様達も来てくださった。
「同じお部屋で過ごせるなんて、
日本の病院は素敵ね!」
「でも、これを知ったら余計に男達が病院に来たがるわね」と、
クスクス笑っていた。
おっぱいをあげるというより、
抱っこの練習している感じだったけど、
小さくて温かい赤ちゃんを抱っこするだけで、
幸せを感じた。
ロンはソファで身体を縮めながらすっかり眠っていた。
朝、ロンが目を覚まして、
「あれ?すっかり眠ってしまってた。
メイ、おはよう」と、キスをしてくれる。
朝食が届けられると、
また、ロンが食べさせてくれる。
母達が来たら、一度家に戻って仕事を片付けてくると言って、
でも離れたくないなと顔中にキスをする。
母がフルーツバスケットを持って来てくれると、
「じゃあ、また夕方にね!」とキスをして、
「お母さん、宜しくお願いします」と頭を下げて、
ロンは部屋から出て行こうとした時だった。
看護婦さんが赤ちゃんを抱っこして、
「ドクターからOK出ましたよ」と、連れて来てくれた。
ロンは、
「やっぱりここに居たいな」と言うので、
「これからはずっと、昼間はお部屋で一緒に過ごせるそうですよ?
夜も、私の体力に問題無ければ同室でも大丈夫と言われたし…。
ひとまず家でシャワーをして、
お仕事の段取りだけでも…」と背中を押すように送り返した。
授乳をすると、赤ちゃんはすぐにスヤスヤ眠ってしまった。
「後でお祖母様達も来るって仰ってたわ。
きっと喜ぶわね」と、
メロンを剥きながらのんびり母は言う。
「お父様も、あちらのお父様達も来たいって言ってたけど、
美香ちゃん、疲れておっぱいが出なくなると困るからって言っちゃった」とクスクス笑う。
「お祖母様達もね、
女は役に立つけど、
男達はねって笑ってらしたわ」と悪戯っぽく笑うので、
私もつられて笑ってしまった。
ロンからも電話が来るし、
伯父様や叔父様にご連絡の電話を入れたりしながら、
のんびり過ごした。
午後にはお祖母様達も来てくださった。
「同じお部屋で過ごせるなんて、
日本の病院は素敵ね!」
「でも、これを知ったら余計に男達が病院に来たがるわね」と、
クスクス笑っていた。

