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第2章 調教

真由はうっとりとした顔をしていたが、部屋を出て顔色を曇らせた。
狡いとは思ったが、離婚はしたくない。
幸いな事に拓巳と田上は血液型が一緒だ。
真由は拓巳の子として、産む決意をしていた。
妊娠が判明した後、田上は真由に離婚しろと迫ったが、真由は子供を産む代わりに離婚は勘弁して欲しいと頼んだ。
「ひでぇ女だ、知らぬは亭主ばかりなり……か」
田上はニヤリと笑い、それ以上迫る事はしなかった。
真由は拓巳を裏切って田上との関係を続けていたが、拓巳は腹に宿った子は我が子だと思っている。
妊娠6ヶ月を過ぎた頃、膨らんだ腹を愛でるように撫でた。
真由が言った適当な嘘をすっかり信じている。
「楽しみだな、どっちかな?」
「うん……、どっちだろうね」
真由は偽りの笑顔を浮かべて頷いた。
罪の意識はあったが、そもそも拓巳が旅行で酔い潰れたのが悪い。
自分勝手に拓巳に責任を押し付けていた。
田上と密会を続けながら、拓巳との幸せな家庭を維持する。
全ては順調にいくと思われた。
狡いとは思ったが、離婚はしたくない。
幸いな事に拓巳と田上は血液型が一緒だ。
真由は拓巳の子として、産む決意をしていた。
妊娠が判明した後、田上は真由に離婚しろと迫ったが、真由は子供を産む代わりに離婚は勘弁して欲しいと頼んだ。
「ひでぇ女だ、知らぬは亭主ばかりなり……か」
田上はニヤリと笑い、それ以上迫る事はしなかった。
真由は拓巳を裏切って田上との関係を続けていたが、拓巳は腹に宿った子は我が子だと思っている。
妊娠6ヶ月を過ぎた頃、膨らんだ腹を愛でるように撫でた。
真由が言った適当な嘘をすっかり信じている。
「楽しみだな、どっちかな?」
「うん……、どっちだろうね」
真由は偽りの笑顔を浮かべて頷いた。
罪の意識はあったが、そもそも拓巳が旅行で酔い潰れたのが悪い。
自分勝手に拓巳に責任を押し付けていた。
田上と密会を続けながら、拓巳との幸せな家庭を維持する。
全ては順調にいくと思われた。

