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小夜
第4章 くるしみ
小夜はお兄さまのペニスを手に取りました。
爪をたてないようにそっと握ると、弾力のある重みが伝わってきました。

「小夜の好きな……お兄さまのペニス」

お兄さまに教えられた、お兄さまに媚びる言葉を口にしながら、小夜は先端にキスしました。

「お兄さまのペニス……大きいです」
「とても固くて、熱くて……素敵です」
「小夜はお兄さまのペニスに……キスできて……幸せです……」

そしてペニスの幹に、根元の柔らかな袋に、小夜は唇を這わせていきました。

ひととおりキスを終わらせると、お兄さまはペニスを舐めるように言いました。
ためらう小夜の口にペニスが押しつけられて、小夜は涙ぐみながら、固い幹を少しずつ舐めました。

「よく味わうんだよ……小夜の好物なんだからね」

……いたぶられるしかない、奴隷のみじめさに包まれながら、小夜はお兄さまのペニスを愛し続けました。
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