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お嬢様は幽霊執事にお困りのようです
第1章 1
「有姫ちゃんが通う学校って、結構古いの?」
美鈴ちゃんが話し掛けてくる。私はそれに合わせて、自分の持っていたスマートフォンを耳に当てた。
「うん......100年くらいあるとこ」
「へー......今日が行くのはじめて?」
「いや、説明会の時も行きはしたけど......ほらほらここ」
外で話す時はいつも電話をしているように見せかけている。こうすれば少しは不自然さが無くなるから。
でも、校門前についたことだし、スマホはやめておかないとな――と思った時、美鈴ちゃんが学校を見詰め硬直していた。
まぁ――この校舎見るとね。
かなりデカいし内面は綺麗なんだけど、新しい校舎と繋がってる古い校舎の方はもう如何にもって感じ。ボロいし暗いし絶対になんか居そう。てか、絶対居る。入りたくもない空気が出ていた......。
「有姫ちゃん......」
「何?」
小さな、聴こえるか聴こえないか程度の声で応答する。
美鈴ちゃんが話し掛けてくる。私はそれに合わせて、自分の持っていたスマートフォンを耳に当てた。
「うん......100年くらいあるとこ」
「へー......今日が行くのはじめて?」
「いや、説明会の時も行きはしたけど......ほらほらここ」
外で話す時はいつも電話をしているように見せかけている。こうすれば少しは不自然さが無くなるから。
でも、校門前についたことだし、スマホはやめておかないとな――と思った時、美鈴ちゃんが学校を見詰め硬直していた。
まぁ――この校舎見るとね。
かなりデカいし内面は綺麗なんだけど、新しい校舎と繋がってる古い校舎の方はもう如何にもって感じ。ボロいし暗いし絶対になんか居そう。てか、絶対居る。入りたくもない空気が出ていた......。
「有姫ちゃん......」
「何?」
小さな、聴こえるか聴こえないか程度の声で応答する。

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