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お嬢様は幽霊執事にお困りのようです
第2章 2
「あー......や、そうかなー。なんて......」

 流石に夢で見た。なんてことは言えなくて、気まずそうに言葉を紡ぐも、彼はそんなことは聞いていないように、表情を変えていく――。明るく、とても嬉しそうに。

 うん、これはまずい。

「そうです! 初音ですよ、初音!! 小鳥遊 初音(たかなし はつね)です! 覚えていてくれたのですね、お嬢様!!」

 いえ......初耳です。

 思わずきょとん、とする私。しかし、そんな私などさておき、初音は私の手を取り、そのまま踊り出しそうなテンションで声を上げる。

「嗚呼! やはり貴女は私の運命の人――。随分長い事探していましたが、ようやくお嬢様にお逢いでき、私は幸甚の至りに御座います!」

 ......こうじんって何?

 いや、それよりもちょっと待って。この人は私みたいな人を探してたんだよね? 長い間――ってことは相当昔の人、とか? 執事なんて昨今あまり見ないし、可能性としては大よね。
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