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お嬢様は幽霊執事にお困りのようです
第1章 1
とりあえず美鈴ちゃんが家に帰ったら謝ろう。そう思いつつ扉を開け、私は速攻で部屋に入った。
「あー............」
呻くような声を上げ、ベッドへ倒れ込む。
本当に疲れた。もう何も言いたくないくらいは疲れた。大体なんなのよあの男。イケメンじゃなきゃ不審者よ、警察呼ぶところだったわ。
ぐったりしながらベッドで寝返りを打つと――。
「っ!?」
居た。
目の前に、その男の人が居た。
完全に私に馬乗りになっている状況で。
あ、これ......ほんとにヤバい。取り憑かれる事案じゃん!! てか、この人何!? いつの間に入ってきたの!?
何も言わず彼は私の手首を掴む。暴れたいが身体が石のように強ばってしまい動かない。待って、待って――本当に......。
「待って! 待ってよ!」
「はい」
あ、ちゃんと待ってくれた。手首は掴んだままだけど。でも、ここからどうしよう。とりあえず――辞めさせる言葉......なんかビビりそうな言葉......。
「あー............」
呻くような声を上げ、ベッドへ倒れ込む。
本当に疲れた。もう何も言いたくないくらいは疲れた。大体なんなのよあの男。イケメンじゃなきゃ不審者よ、警察呼ぶところだったわ。
ぐったりしながらベッドで寝返りを打つと――。
「っ!?」
居た。
目の前に、その男の人が居た。
完全に私に馬乗りになっている状況で。
あ、これ......ほんとにヤバい。取り憑かれる事案じゃん!! てか、この人何!? いつの間に入ってきたの!?
何も言わず彼は私の手首を掴む。暴れたいが身体が石のように強ばってしまい動かない。待って、待って――本当に......。
「待って! 待ってよ!」
「はい」
あ、ちゃんと待ってくれた。手首は掴んだままだけど。でも、ここからどうしよう。とりあえず――辞めさせる言葉......なんかビビりそうな言葉......。

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