この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
お嬢様は幽霊執事にお困りのようです
第1章 1
よくあるやつだ、これ......。そりゃあそうだよね、幽霊なんて人に見えないんだから、見える人見つけただけで運命感じるだろうね。
だからってこれはない。
その人は執事独特の忠誠のポーズと共に、私の手を取り口付けをしてきたんだ。
絶対にしないであろう唇の感触が確かに掌越しに伝わり私は硬直する。
ついでに怖さもあるのに顔が赤くなった。絶対この人が綺麗すぎるせいだ! ていうか――なんでキスできんのよ! なんで私に触れるのよ!!
「あの、ちょっと待って......」
「はい、待ちます」
意外に素直だな......。
「私たち......初対面だよね」
「そうなのでしょうか? ですが、だとしても――。
出逢うことが運命だったのです」
あー......駄目な人だこの人、話が通じない。早く美鈴ちゃん来てくれないかな。
だからってこれはない。
その人は執事独特の忠誠のポーズと共に、私の手を取り口付けをしてきたんだ。
絶対にしないであろう唇の感触が確かに掌越しに伝わり私は硬直する。
ついでに怖さもあるのに顔が赤くなった。絶対この人が綺麗すぎるせいだ! ていうか――なんでキスできんのよ! なんで私に触れるのよ!!
「あの、ちょっと待って......」
「はい、待ちます」
意外に素直だな......。
「私たち......初対面だよね」
「そうなのでしょうか? ですが、だとしても――。
出逢うことが運命だったのです」
あー......駄目な人だこの人、話が通じない。早く美鈴ちゃん来てくれないかな。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


