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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第9章 月夜に、輝く池のほとりで
 彼の真摯な瞳に、セリョンは思わず微笑んだ。





「私なら、大丈夫。みすみす、あんなヤツの毒牙にかかったりはしないわ。これでも苦界を見てきた女なんだから、百戦錬磨よ」







「だといいがな。そなたは、どうも向こう見ずで、カッとなると後先考えず突き進んでゆくから、俺は心配で堪らないよ」
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