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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
 安堵のあまり涙ぐんでいるセリョンの耳を、かすかな怒濤が打った。物音や人声が混じったそれは徐々に近づき、やがて、広い庭に大勢の兵士がなだれこんできた。






 一様に身につけた甲冑から、内禁衛(ネグミ)だとひとめで知れる。内禁衛は王の親衛隊である。
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