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とし子の悲劇
第4章 とし子の悲劇・第4部
「サイアクだわ…6月1日の県議会で女性議員さんに対してのセクハラヤジで謝罪が遅れてばかりいる上に、としこさんに続いて自分の娘にまできつい暴力をふるった上に、家中を暴れまわって…もうお手上げよ!!あなた!!真佐浩のことをなんとかしなさいよ!!」
「分かってるよ!!こんなことになるくらいなら、真佐浩を県議会の議員さんにさせるのじゃなかった…おい真佐浩!!オドレはおじいさまが何で泣いているのか分からないのか!?」
「だまれ!!オレは怒っているのだ!?よくもオレを不幸にしやがって!!」
「真佐浩!!」
「お父さんやめてお願いだから!!…真佐浩!!お母さんもうしんどいのよ…このまま県議会で起こしたセクハラヤジの問題から逃げ続けるわけなの!?もうあきれてものが言えないわよ!!」
「オレはヤジを飛ばしていないから!!別の議員が言ったのだ!!」
「真佐浩!!キサマは!!」
「やめて!!もうダメ!!真佐浩がいい子になるようにと一生懸命になって51年も育ててきたのに、ちっともいい子に育たなかったわ…行く先々で揉め事がたえずに…こんなことになるのだったら早いうちに施設に入れておくべきだったわ!!」

義母が泣きながらこう言いましたので、義父は『よしわかった!!』と言ってから、真佐浩にこう言い放ちました。
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