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蜜な時間はあなたと共に
第6章 異国の地で電話×××

スマホに唇を近付け、リップ音を茜さんに聞かせる。
唾液で濡らした舌を上顎に重ねて、口内の粘着質な音でディープキスをしているように錯覚させる。
電話口で困惑しながら、俺のリップ音を聞かされる茜さんが容易に想像出来る。
本来であれば、フェイスタイムで顔を見ながらエッチな事をするのが普通なのだろう…
でも今は、これからする事で茜さんがどんな風に乱れるのか必死に想像して1人でシたい…
「ん、ふぅ…」
『は、春人何してるの…!?』
俺の乱れた呼吸と声を耳にして、電話越しに彼女が狼狽る。
でも、もうこの行為は止められない…
「茜さんキスして…」
『…っ』
僅かに息を飲む音がして、しばらくすると、チュッチュと控えめなリップ音が聞こえてきた。
その音に合わせて、俺も唇をいやらしく鳴らす。
頭の中では、茜さんの後頭部を抱え込んで逃げられなくして、舌を深く差し込んで、ねっとりと舌を絡める映像が浮かぶ。
夢中で唇を鳴らしていると、茜さんが「ふぅ…」と苦しげに息を吐いた。
まるで、濃厚なキスから解放された後のように…

