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あなたからは逃げられない
第20章 会社での変化



こんなことがあったと龍輝さんは笑いながら橘さんに話す。
いらん事話して!と思ったけど橘さんに猫かぶっても仕方ないから私は笑いながら否定はしなかった。


『葉月ちゃん。僕は誤解していたよ。とんだドMだと思っていたけどそうじゃないみたい。君なら龍と上手くやって行けるよ。』

「そうですか?よかった。」

「それより光星。これどうする。」

『うーん。警察に被害届出して投稿者特定してもらってからになるよね。でも、このSNSに載せてる時点で彼女なんだろうね。』

「あの女でしょ…本当にくだらない。こんな子供みたいなことして。言いたいことがあるなら直接来ればいいのに。」

『うーん。葉月ちゃんには龍がついてること知ってるから来ないと思うよ。』

「橘さん。彼女と話したいのでここに呼んで貰えませんか?みんないてもらっていいので。」

私の言い出しにびっくりした顔をした橘さん。少し慌てている。

『話したいのは分かるけどこれから裁判を控えていたりするからね…』

「だから同席してもらいたいんです。相手の弁護士さんにも同席してもらいたいのでコンタクトとってください。お願いします。」

私のお願いに橘さんは渋々了承してくれて連絡をとり始めた。




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