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永遠の愛を奪って
第19章 溺愛とさよならの決心

「えっ……。小春はそんなに欲求不満だったのか……。オレは一日に最高四回までなら出せると思うけど、それ以上はできるかどうか……」
「ずっと、ずっと、ずっと祐としたいの……」
手を繋ぐのも、キスも、セックスも、この生活も……。
先が見えないからこそ少しでも不安がなくなるように声に出して願うことしかできなかった。
祐と一緒にいれる日が減ってしまうから時計の針が進んで零時になるのが怖くて怖くてたまらない。
「オレも小春とずっとシてたい。できる限り頑張るから。
……って、小春が思ってるのはきっとそういうことじゃねーよな。
寂しい時は素直に寂しいって言っていいんだぞ。……いつでもぎゅーって抱きしめてやるから」
目の前で他の誰かと話している時には聞くことのできない包容力を感じる優しい声。
それが心に響いて酔っているわけでもないのに涙が浮かんできた。
でも祐は私の顔を確かめずに強く抱きしめてくる。
多分、こうなってしまうほど寂しく思う私の気持ちを理解しようとしてくれているからなんだと思った。

