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永遠の愛を奪って
第19章 溺愛とさよならの決心

「私のことを考えてくれていたんだ……」
「なんだよそれ。今のオレは小春が考えている以上に小春のことを考えてると思うけど」
「本当に?」
「嘘じゃないから小春と一緒に帰っているんだろ」
手を繋いでいる方の肩にトンッと当たってきて更に距離を縮めてくる祐。
「嬉しいよ、祐……」
コンビニに寄っていた時間があったから追いついたのか、知り合いの女性社員がいてもお構いなしに恋人同士がすることをしてくる。だから私もその手を離さずに堂々と歩いた。
社内の複数の人に祐の彼女だと知られてしまって怖かったけど祐のおかげで前よりも自信がついた気がする。
それからお婆ちゃんの家に帰ってお風呂を済ませ、布団を被ると上がりっぱなしだった肩の力が抜けた。
でも目を閉じた途端に祐が隙間なくくっつけた布団の真ん中に枕を置いて横になり、私の頬にそっと触れてくる。
「なぁ、小春。……セックスしよ?」

