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永遠の愛を奪って
第2章 処女卒業前の夜

先輩の男性社員に呼ばれて狭いスペースを歩いて向かう。今日は狭い座敷部屋だから更に最悪だ。
まったく。なんで私が……――――
「どわっ!?」
脳内で文句を言っていた罰が当たったのか、不意に足を捻ってしまい私はバランスを崩した。
右側には人が並んで座っている。なんとしてでも、右手に持っているビールをそこに注いではならない。
そう思っていたのに私の願いは叶わなくて、悲惨な結果になってしまった。
「すみません……」
しかもビールをぶちまけてしまった人は青木くん。
私に注がれたのはキンキンに冷えたビールではなく、近くに座っている女性社員からの怒りが含まれた冷たい視線だった。
「青木くん大丈夫!?このスーツは先週買ったって言ってたやつでしょ?最悪じゃん」
「何やってるの!白米さん」

