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永遠の愛を奪って
第2章 処女卒業前の夜

「なっ……!?いないって言ってるじゃないですか!」
両手にスプーンとフォークを持ったままテーブルをトンッと叩いて穂並さんに言われたことを否定する。
好きな人なんていないし、欲しいと思ってもそう簡単にできるわけがない。
でもカッコいいなっと思う人はいるけれど……――――
「あれ、どこかに食べに行っていたの?」
ランチを終えて穂並さんと会社へ戻ると、知っている人にばったり会った。
「どこかに食べに行ったのかって聞いてるのよ!青木!」
「うわっ……!?」
穂並さんが肩をトンッと勢いよく叩いてから気づいた青木くんは驚いてこちらの方を見てくる。
「穂並さんじゃないですか……!ちょっとコンビニに行ってきただけですよ。ってか、相変わらずテンション高いですね……」

