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変態奴隷……中村もも
第11章 公衆便所

私が望んでること……
そんなこと望む訳……
『不満そうな顔してるな』
『私は、英二様に……』
『僕を楽しませたかったら受けいれるんだ』
目の前にあった赤いマジックで
英二様が私の顔に何か書いている
黙って目を閉じて
なんて書かれたかわかってしまった
便所だ……
こんな顔で連れまわされるの?
『なんて書いたかわかったか?』
『はい、便所です』
そして、段ボールには紐が通してあり
首からかけてもらった。
大きめのロングカーディガンを着せられ
フードがついていて、下を向いて
なるべく顔を隠したかった。
こんな姿、誰かに見られたら……
車に揺られ何処に向かってるんだろう
無言の時間が過ぎていく

