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第7章 Persuasion and her feelings

夕飯を食べ、リナは後片付けをしている。

『アツシ、ビール飲む？』

彼女は冷蔵庫を覗きながら聞いてきた。

『…いや、少しドライブ行かへん？』

『え？今から？』

戸惑う彼女を着替えさせ車に乗せた。

『どこ行くの？』

『んーどこ行きたい？』

『えーこの時間でしょ？うーん。』

『いい所思いついたわ』

『どこ？』

『秘密』

そう言って俺は目的地に向かって
車を走らせた。


静かな場所に波の音だけが響く。

『シーランドなんて久しぶり！』

彼女は嬉しそうに端へと歩く。

手すりにもたれ掛かり
ただ静かに耳を澄ませる。

時折吹く柔らかな風は彼女の髪を靡かせた。