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もっと夢を見ていたい
第7章 20
ん〜っ
伸びをしながら外に出る。
いつの間にか日が昇ろうとしている。
仕方ない。もうすぐ始発だろうし
駅に行くか…。
軽く見渡せば
酔っ払って寝込んでいる人
ホストに支えられながらどこかに行く人
お巡りさんに絡んでいる人
なかなか田舎ではこんな光景見る事ない。
信号待ちの為立ち止まる。
せっかく化粧ポーチあるし
サウナでも行こうかな〜。
そんな風に考えていると
『お姉さん今帰り?』
そんな声がした。
隣を見ると可愛らしい茶髪の男。
『うん。今帰り』
『俺も今から帰んねん』
ふわっと笑う笑顔が可愛い。
これが子犬系か…そんなことを思う
信号が変わって歩き出す。
キャッチはテリトリーがあるらしく
一定の場所からは動かない。

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