この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
もっと夢を見ていたい
第15章 22(3
彼が休みの日の前日。
『今日仕事終わったら飲み行くか』
『何処に?』
『ミナミの飲み屋街
仕事終わったら1回帰ってくるから』
『うん。わかった。』
行ってらっしゃいのキスをして見送った。
2人で飲みに行く事はあった。
私が彼にくっつく事が条件だけど。
ブルースやジャズを聴きながら
ゆっくりとお酒を飲む時間が
とても好きだった。
彼は毎日一緒にいるのに
話題が尽きなかった。
私の好きなバンドを
後追いで聞いてくれたり
プレーヤーの子から新しい音楽の
情報を仕入れてきて一緒に聞いたり。
こう書くとやっぱり彼は
いい人に見える。
私は彼が戻るまで
ソファでリス達と遊んでいた。
リスになりたい…
イタズラして笑い合って喧嘩して…

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


