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第8章 He

手を繋いで色んな店を見て回る。

『なぁ？ナツはピアス何個開いてんの？』

『今は7個やで』

『マジか』

彼は驚いた表情であたしを見た

『？変？？』

『いやどこにどんだけ開いてんの？』

『左3個右2個へそに1個に口に1個』

『くち！？』

『？うん？ほら』

あたしは唇を伸ばして
ピアスホールを見せる。

『うわぁ』

『なんやねん！うわーて』

そんなリアクションされたら
不安になるやん。

『今度ピアス入れて見せてよ』

『いいよ。
めっちゃ可愛いから覚悟しときや？』

あたしは上目遣いでヤラシく微笑んだ。

そんな会話をしているうちに
ペアアクセサリー専門店についた。

やはりと言うか当然カップルが多くて
なんだか気恥ずかしい。