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ROCKな彼女
第8章 He
翌日もコンビニに行くと
何もなかったかのような
笑顔の彼に目を丸くして驚いた。
バイト先なんて知ってたくせに
白々しく話す。
はしたない女やと思われたかな?
そんな事を思いながら
彼を逃がさないように頑張った。
ようやく手に入った彼。
早くあたしに証をちょうだい。
そんな風に1人で考えていると
『出来たで〜』
何にそんなに時間がかかったのか
彼はあたしのそばにきた。
『なんしてたん?』
『髪の毛のセット』
『ふぅん?』
何がどうなのか
男の人のお洒落はわからない。
まぁあたし自身
お洒落なんてわからへんけど。
『行くか?』
彼はあたしに手を差し伸べる。
『うん。』
そう言って彼の手を握ると
暖かくて優しい気持ちになる。

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