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第4章 Colors

少しバイト先から
ここまでの道のりを考える。

『…歩いていけるっぽい』

『なら大丈夫やん。
パジャマはスウェットでいい？
あたしスウェットは
男物着るから多分サイズ合うで』

そう言って彼女は移動した。

『シュージー！こっち来てー！』

呼ばれるまま部屋に入ると
デカイベッド
シンプルな化粧台
何というかラブホの一室のようだ。

『これ着れる？？』

彼女がスウェットの上着をあてがってくる。

『ナツさん身長なんぼ？』

『あたし？160やで？シュージは？』

『僕は170しかない』

『そんくらいあれば良いんちゃうん？』

『そうかな？』

そんな話をしていると

『あっ！パンツは流石にないわ…
歯ブラシは新品のあるんやけど…』

『一日くらいええよ。
明日バイト帰りに取ってくる。』