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第13章 Sudden impulse

そんな純な付き合いも
僕にとってはいじらしいだけ。

早く彼女に触れてみたい。

テレビに映るのは…卑猥なビデオ…。

ひっきりなしに喘ぐ女優を
彼女と重ねる。

あの子はどんな風に鳴くのかな…

どんな目をして僕を見るのかな…

気付けば自分の手に

吐き出す大量の欲望


持て余し気味のこの身体
妄想だけが支配する。


付き合い始めて3ヶ月
冬休み真っ只中に彼女に呼ばれた。

期待だけを持って彼女に会いに行く。

《ユウナ！》

《シュウくん！》

彼女を呼ぶと嬉しそうに僕に寄ってくる。

《…あのね。

明日から親が2人で旅行行くんだって…

シュウくん…ウチ来ない？》

彼女は何故か不安そうに僕に言う。

《…行く！》

そう言って返事をした。