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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第11章 寝取らせ・再び

バスルームの扉が開くと、高木の視線がすっと走った。
ミキの濡れた髪、バスローブの隙間から覗く白い肌。
高木は何も言わない。ただその眼差しに、全てが宿っていた。
「さて、次は俺が―――」
高木が立ち上がり、ミキとすれ違う。
その瞬間、指先がそっとミキの腰をなぞった。
バスローブ越しに感じる、大きな手のひら。
触れたか触れていないか、曖昧な接触。
タツヤは気づかなかったが、ミキの身体ははっきりそれを覚えていた。
びくりと背筋が跳ね、息が詰まる。
肌が、心が、期待と恐れでざわめく。
バスローブの下、太ももが無意識に擦れ合った。
ミキは赤面したまま、ベッドの端に腰を下ろす。
タツヤがニコニコしながら覗き込んできた。
「どう?その下着。エロいだろ?高木さんも喜ぶぜ」
「ばか……」
「あ、そうそう、これ。ここに置いとくから」
テーブルに、一つだけ使った避妊具の箱が置かれる。
ミキは思い出す。――挿入寸前で止まったあの日。
「ねえタツヤ、今日……私、きっと最後まですると思う」
その一言で、タツヤの息が一瞬荒くなる。
慌てて咳払いし、目をそらした。
本当は、たまらなかった。
ミキが他の男に抱かれ、快楽に溺れる姿を想像するだけで、下腹が熱く疼いていた。
これはタツヤ自身が願い、選んだ夜なのだから。
「え?う、うん……。俺は終わるまでロビーにいるから。……また、聞かせてくれよ」
「それはいいんだけど……嫌いにならないでね。私……すごく乱れるかもしれないから」
その言葉に、タツヤの喉が鳴った。
本音を言えば、今すぐミキを抱きしめて奪い返したい。
だが、ぐっと耐える。
ミキの乱れる姿を、この先もっと深く知りたいと思ってしまう自分の性癖を、タツヤはもう止められなかった。

