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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第5章 罪に濡れる

高木の指がそっとバスローブを滑らせる。
柔らかな布が肩をすべり落ち、ふわりとベッドの上に落ちた。肌を包んでいたぬくもりが消え、代わりに部屋の空気と、高木の視線がミキの身体を撫でる。
薄いピンクの下着に包まれた身体。
視線を向けられているだけなのに、まるで直接触れられているような感覚に、ミキは思わず腕を胸の前に持ってきて、身体を小さく丸めた。
「……すごく可愛いよ、ミキ」
耳元で囁かれた声が、肌を這うように滑り込んでくる。
吐息混じりの声に、ミキの身体はぞくりと震えた。
そっと高木の手がミキの手を探し、指先が重なる。
ためらいがちに、でも逃げることなくミキの指が応じると、彼は優しくその手を包んだ。
手のひらから伝わるぬくもりに、心も身体も熱を帯びていく。頬も、首筋も、胸の奥までじんわりと赤く染まっていくようだった。
「……恥ずかしい……」
ミキの口から、掠れるような声が漏れる。
けれど、その言葉の裏には、もう拒む意思はなかった。
「ミキ、キスしてもいい?」
高木の声は、囁きというにはあまりに深く、甘く、そして真っ直ぐだった。
鼓動が高鳴り、ミキは小さくうなずいた。

