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愛DoLL☆美しき野獣
第36章 二人きりの、夜

(言っちゃった!!!もう、潤さんと結ばれることは、100%叶わなくなった。)
「腕、どけろ…」
「…やあああ!!!」
「お前の目が見えない!!」
「見なくていい!!!」
「ふざけるな!!!」
「やだ、怒らないで!!!」
(あたし、言ってることと、思ってることが違う…やっぱりどうしても、潤さんと結ばれたい…んだ…)
浅ましい、自己中、偽善者という文字が頭の中で、ぐるぐる回る。
「泣くな、真琴」
「…っ、泣いてなんかないよ!?」
泣いてると勘違いされた真琴は、腕を慌ててどける。
潤は、にっこり笑ってる。
「やっと見えたな、お前の顔!!」
(は、図られた!!!!!!!!!!)
潤は、コツンと真琴の額に顔をくっつける。
「そんな悲しいことを、言うな、響は関係ない。エドもな?俺がお前と結ばれたいんだ」
「…でも!?」
「避妊…すれば良い事だろう?」
「あたし、ピルはもう…」
「知ってる。俺らのせいで、お前が今まで避妊についての常識が異常に疎い事もな?」
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