この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第36章 二人きりの、夜

まず思ったのは、
これから先、二人きりなれるチャンスはあるのだろうか?
ということ。
エドが、この先、潤と本当の意味で結ばれることを許してくれるのか分からないし。
それに、潤は、今まで、絶対に真琴の事を妊娠させるような性交はしなかった。
それは、響の事があって、樹を裏切れないからだと思っていた。
けれど、潤は、今、真琴に「どっちにだ?」と聞いている。
どうしてだか分からないが、希にみる潤の行動に、戸惑い、真琴は、どちらも選べずに下を向いた。
(もし、このまま流されるまま、して生まれてきた子が潤さんの子だったら…?)
更に青ざめて、真琴は、潤の腕からすり抜けて、ベットから下りた。
ドロっと、愛液が太ももに滴り落ちてきた。
恥ずかしい…そう思って、バスル―ムに向かおうとした。
「真琴、待て!!!」
腕を掴まれ、ベットに引きずり込まれる。
組み敷かれて、胸が熱くなる。
目の前に両腕を組み合わせて、潤に顔を隠す。
(潤さんの顔が見えないや…)
「…やっ、もう、止めよう?」
「…はっ?どした?はっきり言え?」
(…そうだよね、きちんと言わなきゃ、伝わらないよね…)
「あたし、潤さんと、本当の意味でひとつになりたい。だけど、エドさんを裏切ることは、出来ないし…響さんや樹に悪いから!!!」
.

