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第35章 幽閉されたお姫様と嘘つき女王

「まさしく感動の再会ですわね？」



「お前は!?」


エリザベ―トの存在に気がついた潤は、すぐに彼女を睨み付けた。


「睨まなくても宜しいじゃないですか？わたしは、あなたたちの味方ですのよ、さぁ、一緒に今すぐこの城から、逃げましょう？退路は確保してありますから。」


「逃げる、だと？」


「…エリザベ―トさん…あたし、エドさんの子を生みたいです!!!!」


「貴様、一体エドの何なんだ？」


「潤さん、エリザベ―トさんは、エドさんの婚約者なんだよ？」


「なんだって!!!!!」


「そういう事ですの。とにかく、あなたたち二人が幸せになって頂けたら、万事ＯＫで事が進みますわ!!!!!」


「でも、あたしは、さっきから何度も言うようですが、エドさんの子を生みたいんです!!!!!」


「真琴、お前は、監禁されて、無理矢理あいつに抱かれていたんじゃ…？」


「違う!!!エドさんは、ずっと優しかった!!!!そんなのは、真っ赤な嘘だ!!!!!!!!」


真琴は、大きな声を張り上げて叫んだ。



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