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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告

「…くんくん」
そして、次に真琴の鼻に掠めたのは、とても美味しそうな匂い。
エドワードが、お盆に乗せて持ってきたオムライス。
それをスプーンに掬って、真琴の口元に持っていく。
「ほら、真琴の大好物だよ?」
「ん?何だろ?」
「ほら、口を開けて、アーン♪」
「アーン、パクパク、モグモグ、ゴックン!!」
エドワードの作るオムライスは、半熟卵がトロトロで中にチーズが入っている。
その絶妙な味わいに、真琴は、今、目隠し緊縛されていることも忘れ、夢中になった。
「「美味しい♪もっと食べたい!!!」」
「フフッ、可愛いなぁ♪こんなすごい姿で、食べたいアピール♪」
「モグモク、だって、エドさんの作るご飯は、全部美味しいんだもん」
「うん、ありがとう♪可愛いくてヤバイな、真琴のこと、ほんとに何処にもやりたくない」
エドワードは、本気でそう思っていた。
もちろん、潤も同じ気持ちで…。
「水、飲みたかったら、言え?飲ませてやるから」
「うん♪モグモク♪」
食事中、潤は、ずっと真琴の頭をなで続けていた。
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