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愛おしいキミに極甘な林檎を
第30章 低俗な野望と片思い

「自分の幸せのために誰かを傷つけてはいけません。……見て分からないんですか!?風子さんはすごく嫌がっています」
「風子ちゃんだってさっさと彼氏のところに行きたいんでしょ?……それにここまでされたら欲求不満で抱かれたいんじゃないかしら?」
不本意な快感と恐怖で力が抜けてしまった中、首を大きく横に振って否定した。
「したくないです……。私も…きっと彼氏も…、こんなことまでして自由を得るのは……望んでいませんから……」
「一回ヤるだけで彼氏との“大切な”時間が手に入るのよ?」
「それでも…です……」
「……っと言うことなので風子さんとはしません」
脱がされたブラウスを肩にかけられてから、理人さんにお姫様抱っこをされて部屋から抜け出した。

