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愛おしいキミに極甘な林檎を
第21章 アナタを愛シテ逆らえない

理人さんも課長もいい人だから嫌なわけではないけど、二人共前に体の関係を持った男だ。
そこを意識すると気まずくてたまらない。
「男三人で楽しんでください。私は部屋で待っていますので」
「拒否権なし。それに美味しいものを食べたいんじゃなかったの?」
「食べたいです……」
「時間までに準備しておいてね」
久しぶりに降臨した大魔王め。
嫉妬する危険性のある場所にあえて乗り込もうとしているなんて一体何を考えているんだろう。
昨日みたいなことにならないといいけど……。
待ち合わせの時間がやって来るまで私はずっと緊張していた————

