パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第65章 番外編:Totus tuus

もうだめだ……。気持ちよすぎる……。



何もかもどうでもよくなってしまうほど。……いや、もうどうでもいい。


ソラ先輩だけいてくれれば……、愛してくれていれば他なんてどうでもいい。


もうすぐ結婚するんだし、こんなに近くにも幸せがあるのだから。




快楽に支配されたままでいたいのに両膝をついているのもつらくなってきたかもしれない……。


そう思い始めてきた時、腰を掴んでいたソラ先輩の力が緩んで自由に動けるようになった。



火照った自分の体には力が入らなくてベッドにポフンッと倒れ込む。


「待ってっ……。もう…、脚が…ぁ……もち…ません……」


「ふっ、大丈夫かい……？」


うつ伏せになっている私の上にそっと被さってきて耳元で色気が混じっている声で話してくる。


しかも、耳朶に息が掠るとピクッと少しばかり感じてしまった。


身体中が敏感になっていて指先に向かって手を滑らせられるだけでも疼く。



「脚がガクガクしても風子はまだ満足してないよね？」