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愛おしいキミに極甘な林檎を
第54章 想いと青春の絆

土曜日。家でゆっくりと過ごしているうちに連休が明日までとなった。
仕事をしている時間は長いのに、家にいる時間は短く感じて仕事が始まるのがなんとなく憂鬱になる。
このままゆっくり過ごそうと思っていた時、夕方になってから大学時代の女友達から【ご飯に行かない?】っとメッセージが届いた。
そのことをソラ先輩に話すと「行っておいで」っと言われたから行くことに決めた。
でも未だに私を一人で歩かせたくないらしくて、車で送迎されるのが出掛けていい条件らしい。
まったく過保護だ。
待ち合わせしているファミレスに行くと、女友達は既に店内の席で待っていた。
「いきなり呼び出してごめんねぇ。今日は休みだったんだけど、一緒にご飯を食べる相手にキャンセルされちゃってさー。だからこの時間を利用して風子と話したいなーって思ってて」
「そうだったんだ。彼氏できたの?」

