この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第41章 あなたがいない

――――……って私は何を考えているんだろう。
我に返ってから布を下げて再び隠れることに徹する。
でも喘ぎ声と男女の交わる音が気になって、もう一度性行為をしている最中の二人の足を見た。
「アッ、ンッ…、アッ、アッ……、今までで一番気持ちいいッ……」
攻めている相手が誰なのか気になる……。
男の方は黒いズボンが下りているのが見えた。
でも職場の男性陣はみんな似たようなスーツを着ているからこれだけでは分からない。
今日の課長のスーツは無地だっけ……?
靴はどんな革靴を履いていた……?
エッチしている時の声ってどんな感じだったっけ……。
なんだか複雑だ……。

