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またいつか貴方と
第29章 聡くんの最期
1月1日
朝寝坊をした私はリビングでお正月番組を見ていた。
お父さんは暇だからと一人で近所の神社へ行ったから
お母さんとテレビを見ていると
私のスマホが振動しながら電話を知らせてくれた。
【聡くんのお母さん】
時間はお昼の12時
「もしもし?あけまし」
『沙綾!聡が...あーーーー!!!!』
「お母さん?聡くんがどうしたの?」
取り乱したお母さんは泣き叫んでいた。
ただ事ではないと思ってしまう。
『聡が...っ倒れて…
意識もなくて...呼吸もしなくなってて...』
お母さん何言ってるの?
もう冗談やめてよって言おうとした
けど後ろから聞こえる声で現実だと知らされる。
『隅田さん。霊安室へ移動します。』
霊安室?
霊安室!!?
私はスマホを落としてしまった。
私の行動を見てお母さんがスマホを拾い
聡くんのお母さんと話している。
嘘だ...
聡くんは死んでなんかない。

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