この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
またいつか貴方と
第3章 ぬくもり
でも、この密着具合が気持ちいい。
聡くんの体温を感じられるから余計に
心地よくなって気持ちいい。
何処に行くのかは教えてもらえず
聡くんは信号でとまると話しかけてくれた。
「沙綾寒くない?」
「大丈夫だよー」
「これからもうちょっと山に行くから
寒かったら言って」
実は言う少し寒い。
けどもう少しこのぬくもりを感じていたいから
我慢することにした。
それから10分くらい走ったら聡くんが
バイクを停めて私を降ろした。
そして椅子の中から服を出して
パーカーを着せてくれた。
「我慢したらダメだって。
風邪ひいたら来週末の花火行けねぇーよ?」
なんで寒いって分かったの?
聡くんはちゃんと恥ずかしい私をわかってる
だから私の分のパーカー入れてたんだ。
「沙綾は気付いてないかもだけど
ちょっと前から震えてんの。
寒かったら言わなきゃ」
そんな気を遣ってくれる聡くんに
またドキドキしちゃった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


