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またいつか貴方と
第21章 夏休み
「ほら、私からも直人くんは
いい人って言ってあげるから!」
私の言葉を止めたのは落ち込んだ顔の亜里沙。
『うちの親は見てくれを気にするから。
直人は見た目はクリアしても
次は親の職業とか業績とか…
私の結婚相手は親が探してくる…
だから...このまま直人と付き合っても
将来はないって分かってるの。』
だからこのままでは辛いから
直人くんと別れようか悩んでいるらしい。
「亜里沙!直人くんが好きなら
そんなこと関係ないってちゃんと話すべきだよ。」
亜里沙は悩んでいたから私の声を素直には
受け入れてくれなかった。
学校の先生に見つかり今ど強制的に
学校に連れ戻された。
たまたまいたのは1年の時の担任だった美代先生
そこで美代先生に相談してみることにした。
すると帰ってきた答えは優しいものでは
厳しい意見でもなく驚いた。
『高校生なんだから考え込むのはダメ。
別に気にするようなことじゃないわ。』
と言って会議室でコーヒーを出してくれた。

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