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またいつか貴方と
第20章 ダブルデート
夜ご飯は聡くんの家が昔から行っている
回らないお寿司屋さんだった。
『すごいお店ね。』
『亜里沙はこういう所よく行くんじゃないの?』
『バカね。高校生一人で来れないでしょ?』
亜里沙はいつも一人で夜ご飯を食べていると
さっき聞いてしまったから
今度からうちで食べないか聞いてみよう。
「みんなも遠慮せずに食べて。」
聡くんに促されるも値段が気になり
みんな遠慮気味だった。
「無理だわ。緊張する。」
「気にしないで食べてよ。
ほら、ここは親父が贔屓にしてるところだし
親父のつけにするから気にしないで」
聡くんはそう言ったけど
多分後でちゃんと払うんだろう。
『隅田様。いつもありがとうございます。
お父様から聞いておりますので
存分に召し上がってください。』
カウンターで握っている職人さんが
話しかけてくれたことで私達もホッとした。
おまかせで握ってもらい
あとは好きな物を注文した。
すごくおいしかった。
多分二度と来ることはないだろうけど...

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