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第19章 絵画展での大事件

『亜里沙…ごめん』

『何で謝るの？まさか浮気？』

二人の会話を邪魔することなく
でも話を聞きながら聡くんとも話をしている。

『俺ん家金持ちじゃないから。』

『知ってるわ。だから何。』

『俺は亜里沙が金持ちだから
近付いたんじゃないんだ。』

『分かってるわよ。
あなたの家に行ってバイトしてることも知ってて
妹がまだ小さくてお母さんがシングルで
仕事かけもちしてることくらい。』

『じゃ、何で？？』

『何が？！！』


亜里沙の大きな声にみんなビックリした。
とりあえず宥めようと。

『何でそんな俺といんの？
誕生日やクリスマスだって
いいプレゼントあげられないよ？』


直人くんめっちゃ気にしてる。
それを聞いて亜里沙の顔が変わった。

私はヤバイと思った。
あの顔をした亜里沙はもう止められない。
言いたいことを言い終わるまで辞めない怖い亜里沙

するも亜里沙の口攻撃がはじまった。