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第19章 絵画展での大事件

『いや…あの…俺は…！！
すみません。金あんまないしいいです。
３人で行ってください。』


直人くん気を使いすぎだ。
亜里沙もなんか言ってあげればいいのに。

すると聡くんはすかさず話をする。

「直人くんさ、今日は俺が出すんだから気にすんな。
お前は亜里沙ちゃんと二人の時にやってやれよ。
だいたいこれ誘ったの沙綾だろ？
昼食ってボーリングして夜飯食うの提案したのも
食いしん坊沙綾でしょ？
だから気にすんなよ。
で何食いたい？？」


食いしん坊ーー？？！！
確かに食べること好きだけど
そんな言い方しなくても．．．


『えっと…じゃぁ．．．
昼洋なんで和食がいいっす。』

「和食ねー。寿司にするか！」


お寿司ーー！
わーいと喜んでると聡くんが
沙綾ちゃんヨダレ．．．と教えてくれた。


後で店予約するわ。と言って
また運転する聡くん。
右手で私の頭をポンポンしてくれる。


後ろでは気まずそうな雰囲気がしている。