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またいつか貴方と
第17章 ジメジメの梅雨
聡くんの家に行って同じことを相談した。
聡くんはまだ考えが若いんだね。
ゆっくり説得するようにと言ってくれた。
でも、あのお兄ちゃんの性格上
話して分からなかったら怒ってしまう可能性が
大いに有りそうで怖い。
「綾人が手つけられなくなったらすぐに呼んで。
俺が抑えるから」
聡くんが近くにいてくれるから助かる。
こうやって相談することも出来て
心の拠り所って感じがする。
お父さんも綾乃と向き合ってくれるといいけど
綾乃がいま反抗期でお父さんと喋らない。
先は長い。
梅雨のジメジメの中
我が家にもジメジメした話題が
やってきてしまったのだ。
「沙綾英語のテキストは?」
ぎゃあああ。忘れました。
綾乃のことで頭いっぱいだったの。
「言い訳すんな。お仕置きがいるな。」
いきなりキスされ息ができなくなるところだった。
「聡くん…っ。待ってっ...」
「無理です!お仕置きだから。」

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