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またいつか貴方と
第15章 癒しの海
毎日学校に行けたのはやはり亜里沙のおかげだろう。
クラスの皆からも今まで通り接してもらえて
普通に学校生活が遅れていることに
私は感謝するしかなかったのだ。
聡くんは毎日お迎えに来てくれた。
正門で生徒を見送る先生にも何も言われない。
むしろ『気を付けて帰りなさい』と
声をかけられるほどになっていた。
何も予定がなければ二人で海に寄り道。
例の海浜公園やその近くの海岸など
違う海に行って帰ること。
ご飯は二人で食べて帰ったり
家や聡くんの家で食べたりして毎日を過ごす。
週末の正門付近で亜里沙に言われた。
『ねー、毎日一緒で飽きないの?
沙綾もだけど先輩も。』
私は飽きたりしない。
だって大好きだしずっと一緒に居たいもの。
聡くんはどうなんだろう。
聞いてみたいけど無理して毎日会ってるなんて
言われた日にはショックで寝込みそう。
『ま、飽きないから毎日来てるんだろうけど…』
亜里沙の声にホットした自分がいた。

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