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幸せになれる恋
第28章 料理教室
桜は聖に頼りにされているなんて
思っていなかったから驚きを隠せない。
「私なにもしてませんよ…?」
桜は何を頼りにされているのか聖に聞いた。
すると聖から返ってきた答えはこうだった。
「ほら、桜は料理が出来ないだけで
掃除や洗濯とかはできるでしょ?
最近仕事に着ていくワイシャツも
桜がアイロンかけてくれるから
クリーニング代が浮いたしね!
あとは仕事でも
事務所に来たお客様の相手は桜にしてもらってる。
ダブった時とか桜が話をしてくれるから
焦らずに仕事が出来るんだ。
だから頼りにしてるんだよ?」
聖の役に立てているなんて思ってもいなくて
桜は信じられないと思った。
「だから料理くらい俺がする。
たまに手伝ってくれるといいから。」
「じゃぁ、料理教室は辞めないといけませんよね?」
桜は最近料理教室似通うことが楽しくなっていて
最初に話しかけてくれた高校生の杏奈ちゃんは
すごく仲良しになっていたので残念だなぁと
少しばかり落ち込んだ。

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