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幸せになれる恋
第21章 浜田への制裁

「でも...」
「でもはなし。桜は俺と一緒嫌?」
「嫌じゃ…ない。けど...」
「けど?」
「何にも出来ないし迷惑かけちゃう。」
「桜お茶淹れる事出来るよね?
カバンも持って歩けるよな?
それだけでいい。
もし他にできそうな事あったら
それは任せるよ。
俺とお前しか居ないから自由にできるし。」
「でも、そんなすぐに仕事ありますか?」
「どうだろな。一応こういう世界では
名前知ってくれてる人いるから
ある程度は大丈夫だろうけど。
軌道に乗るまでは営業しなきゃな。
それまで収入はあんまりないけど貯金あるし。」
「私の貯金から使いましょ?
私の為に…そうすらなら使ってください…
じゃないと私のせいなのに…」
桜は自分のせいでこうなったのに
甘えてばかりは嫌だったのだ。
自分に出来ることはあるのか
お荷物なんじゃないかなど
頭の中をグルグル回る。

